奇跡を待つな、チャンスの意味を履き違えるな

心構え
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「テニスだと勝てないけどパデルだと勝てるよ」
「パデルだとすぐ日本代表になれるよ」

パデルに引き込む際によく使われるこれらの甘い言葉ってほんとなんでしょうか。

肌感としては「ある程度(のレベル)まではほんとだけど、そこから上はやっぱりパデルでも通用しないよなー」です。

で、裏テーマは「まだオールラウンドな選手は少ないからマジでやるならマジで今がチャンス」です。

最近よく聞くようになった「テニスのときもそうだった」

今日の記事もテニス経験者じゃないとなんのこっちゃ分からない内容なのがちょっと心苦しいですが、他のスポーツ経験がある方はなんとかそれに置き換えて読んでもらえたらと思います。
スポーツ経験がない人は仕事の能力に置き換えてみてください。

ここ一年くらいで私がよく聞くようになった言葉の一つに「それ、テニスのときも苦手だったんですよねー」があります。

「それ」の中にはスマッシュやストロークなどのショットはもちろん、スライスやトップスピンなどの回転の種類、ストレートやクロスなどの打つコース、配球やポジショニングなどの戦術も含まれます。

例えばパデルのショットの中でテニスのスライスサーブ(の打ち方)に似ているビボラというショットがあります。

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このショットを学んでもらう際、テニス経験者には「テニスのスライスサーブを少し低い打点で打つ感じで打ってみて」と伝えることがあるのですが、それでもあまりうまくいかない場合一旦練習を止めて話を聞いてみると、「スライスサーブ、テニスのときもあまり得意じゃなかったんですよねー」とか、「テニスのとき、スライスサーブほとんど打ったことないです」というような言葉が返ってくることが少なくありません。

他にもストロークやレボテを打つ際、打ったボールにトップスピンが(無意識に)かかっちゃう人がいて、そういう人にも話を聞いてみると「スライス、テニスのときほとんど打たなかったんですよねー」と返ってきたり、プレー中の配球に根拠がない(あるように見えない)人に話を聞いてみると、「テニスのときもそこまで考えてプレーしてなかったんですよねー」というような答えを聞くことが何度もありました。

「見える」「狙える」人が現れたら限界

テニスにしてもパデルにしても愛好家の方からすると、「基準が高過ぎる」と感じるかもしれません。
人によって違うのは当然ですが、私にとっての「テニス経験者」の基準は以下の通りです。

・グラウンドストロークとボレーにおいて(フォア・バック共に)トップスピン・フラット・スライスを打ち分けることが出来る
・サーブにおいてスピンサーブ・フラットサーブ・スライスサーブを打ち分けることが出来る
・シングルスとダブルスの基本的なセオリーを理解している

詳しくはこの記事に書いたのでよかったらご覧ください。

テニスもパデルもルールの中に「スライスサーブを覚えなければならない」とか「ビボラを覚えなければならない」というルールはありません。

ですからスライスサーブもビボラも打てなくてもプレーは出来ますし、工夫をすれば試合に勝つことも出来ます。

ですが例えばテニスなどでは「スライスサーブが打てない」ことで出来ない戦術があったり、逆にこちらの戦術を読まれやすくなったりします。

先ほどの方々のお話を聞いていると、テニス時代にこういった「壁」にぶつかったときにもっと上に行きたいという意欲が薄れたのではないかと想像しています。


そんなときにパデルと出会うと(壁にぶつかった状態のままでも)テニス時代より試合に勝てるし、ボレーとかストロークはもう打てるし、何よりプレーすること自体が楽しい。
それに加えてちょっと強くなると日本代表になれるしちょっとだけチヤホヤされるしなんか最高、ってなりますw(私調べ)

でももう少し先に踏み込むとちょっと様子が変わってきます。

テニスでスライスサーブが苦手だった人がパデルをする場合、このタイプの人は頭上に上がったボールを打つショット(スマッシュ・ビボラ・バンデッハ)でサイドスピンやスライスといった回転をかけて打つのがあまり得意ではなく、打てたとしても回転量を調節するのが難しかったりします。

そうするとボールの強弱、長短、回転量に変化をつけることが難しくなり、結果相手が読みやすくなってしまいます。

パデルにおいてこういった要素はテニス以上に必要となります。

なので最初に紹介した、

「グラウンドストロークとボレーにおいて(フォア・バック共に)トップスピン・フラット・スライスを打ち分けることが出来る」
「サーブにおいてスピンサーブ・フラットサーブ・スライスサーブを打ち分けることが出来る」
「シングルスやダブルスの基本的なセオリーを理解している」

この3つの要素をパデルでも(最低限は)習得する必要が出てきます。

「ある程度のレベルから」と書いたのは、それ以前だと(対戦相手が)こっちがビボラを打てないことに気づいていなかったり、気づいているけどこっちが嫌だと感じるところに狙って打てない、などが起こるので弱点が弱点とならずに済むからです。

奇跡を待つな

もうお分かりだと思いますが、結局テニスでぶち当たった壁にはパデルでもぶち当たるということです。

逆にテニスでそういった壁を一つずつ乗り越えてきた人というのは、パデル独特の技術や戦術の壁にぶつかることはあっても、テニスパデル共通の部分で壁にぶち当たることは少ないでしょう。

これらの壁は消えることもないし、いつの間にか乗り越えてたなんてこともないし、スパイダーマンみたいに特殊なクモに噛まれて朝起きたら超絶えぐいビボラが打てるようになっていたなんてこともありません。

以前テニス時代の恩師に、「テニスコートで起きることというのは、突き詰めて考えていくと奇跡的なことは何一つ起こらない」という言葉をいただいて以来、パデルでも同じことを意識しています。

「なぜ奇跡的なことが起こらないのか」が分かるまでまだまだ道のりは遠いですが、一緒に歩きたいという一風変わった人はぜひご連絡ください。
》JAPAN PADEL ACADEMY

一般クラスは以下の施設で担当しています。
パデル&フットサル 晴れのち晴れ

これは普段私が使用しているインソールです。

このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で4年経ちますが、日を追うごとに「立方骨が押され、足指が地面についている」感覚が増しています。

夏場はこのCCLP理論のサンダルも使用していますし、普段履きのシューズにもインソールを入れていますので、家を出て練習から帰ってくるまでの心理的な安心感があります。

他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)





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