APPT HO CHI MINH OPEN2024を終えて感じたこと

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3/8-10にかけてベトナムのホーチミンで開催されていたAPPT HO CHI MINH OPEN2024に出場しました。
予選通過後メインドローQFで敗退しました。

アルゼンチンから帰国してちょうど1年振りくらいの海外選手らとの試合は楽しみでもありましたし、実際楽しくプレーすることが出来ました。(身体的には辛かったですが笑)
そう、この「楽しい」が今の私を引っ張ってくれています。

今回の記事は同大会で優勝した日下部 俊吾選手とベスト4だった富田 一輝選手、帰国直後に一緒に練習したアシエル選手、中村 進之介選手、畠山 成冴選手について書こうと思っているのですが、少しオジサンの話を先に聞いてください。
いや、話というより忘れないうちにアウトプットしたいだけなので乱文になるかと思います。

思考の変化

ここ1,2年自分の中で変化があったことの一つとして(良い意味でも悪い意味でも)プライドがなくなってきたこと。
なくなってきたというより減ってきたという感覚が近いかな。
減ってきたことで悲しく感じることもある一方で、周りの選手に対するリスペクトの気持ちが大きくなってきました。

一方でリスペクトする気持ちが大きくなり過ぎてもよくないことは、大谷翔平選手の「憧れるのをやめましょう」が証明してくれていると思います。

何が言いたいかというとプライドと謙虚のバランス、リスペクトとディスるのバランスがここ数年で変わってきたよーという独り言をこれからダラダラと1000文字くらいかけて書き殴りたいと思います。

技術の変化

詳しいことは長くなるし伝わらなさそうなので省きますが、ちょっと新しいこと(感覚)を試してみたくなりました。
この思いが出てきたことが今回ベトナムに行ったいちばんの収穫かもしれません。

絶対伝わらないと思いますが書きたいので書きます。
これまで四半世紀以上スポーツの世界に携わってきました。
ここまで長くなると(これまた良くも悪くも)プレーする(ボールを打つ)うえで自分の中に信念めいた価値観が出来上がってきます。

テニスからパデルに移行したあとの数年は「テニスで良しとしていた価値観」がパデルにはマイナスだったり、「テニスで“ダサい”としていた価値観」がパデルには必要だったりすることの葛藤が常に自分の中にありました。

そこを乗り越えて「パデルはこれでいいんだ。いや、これじゃなきゃダメなんだ」と本心で思えるようになった瞬間が自分の中には明確にあります。

ちょっと話が逸れますが、テニスやパデルなどのラケットを用いるスポーツは技術的な要素が(最初のうちは特に)強いので、指導者として技術や身体に関する知識は欠かせませんから技術書は読まないとダメですが、ここ数年、先ほどの「自分が何を良しとして何を悪としているか」という価値観(というか捉え方)を理に適ったほうに向けるよう促すほうが目の前の選手や生徒さんの上達は早いのではないかと思うようになり、以前よりも心理や脳や行動に関する本を読むようになりました。

ただこれ(価値観の変更)が難しいのは言わずもがなで、スポーツと言えども改宗レベルの難易度です。
だからほとんどのテニススクールやパデルスクールでは「打ち方や身体の使い方」しか教えないんですね。

しかもその打ち方にも人それぞれ価値観があるので、攻撃は最大の防御なりと思っている人の価値観をカテナチオ(1960年代にイタリアで流行したサッカーの堅守速攻の戦略)ばりの守備的戦略に変えるよりは難易度は低いものの、それでも打ち方を変えることにも心理的な抵抗はついて回ります。

打ち方や身体の使い方も大事ですが、それと同じかそれ以上にどのような価値観や考え方でプレーをするかも大事です。
なぜかというとそれ(価値観)がその人のプレーのすべての元となるからです。
#ここテストに出ます

もっと書きたいことはありますがこの辺でやめておきます。

話を元に戻します。
自分の中にあった技術的な「これがいいだろう」ということの価値観に変化が起きたことに自分でワクワクしました。
もしかしたらこれもアリなんじゃないか?ということがフッと浮かんできた。
それはこれまで自分の中ではあまり「良し」としていなかったことなんだけど、それを「(本格的に)試してみたい」と思えたことがかなり嬉しかった。
もしかしたら今回のベトナムで得たものはこれがいちばんかもしれません。

これも詳細は省きますが(文字にしたら余計に伝わらないので!)、「連動」「腕と手」「タッチと手」「グリップ」がキーワードかなと思ってます。

若い選手から学ぶ③(日下部 俊吾選手)

話をいちばん最初に戻します。
今大会日下部選手、富田選手、五味選手が駒を進めた男子準決勝と、日下部選手の男子決勝をすべて見ました。

日下部選手の持っている能力で素晴らしいな真似たいなと思うのは、彼の「(賢いのに)愚直になれるところ」です。

あの姿勢は簡単に真似できそうで出来ません。
今の日下部選手は「負けにくい選手」になったなーと感じます。

以前この記事で書きましたが、「勝とうとプレーすること」と「負けないようにプレーすること」は違うのですが、日下部選手は後者になってきたなと感じます。(偉そうに聞こえたらごめんなさい)

若い選手から学ぶ④(富田 一輝選手)

富田選手の持っている能力で素晴らしいな真似たいなと思うのは、彼の「(良い意味で)自分(の限界)を理解しているところと、パデルの話がちゃんと出来るところ」です。
パデルに関して比較的抽象度の高い話を私がしても富田選手は理解してくれますし、むしろそこから私が新たな視点をもらうことも少なくありません。

富田選手も日下部選手も2018年(2017かな?)からの戦友です。

人のこと言えた義理ではないですが、本当に二人とも選手として成長したなと感じます。(偉そうに聞こえたらごめんなさい)
ベトナムにいた二人を見てそう感じました。
かっこよかった。

若い選手から学ぶ⑤(アシエル選手)

アシエル選手の持っている能力で素晴らしいな真似たいなと思うのは、彼の「プレーのIntensidad(強度)」です。

動きの強度ももちろんですが、私は彼の気持ちの強度(の保ち方)が素晴らしいなと思います。

これまでこのIntensidadの重要性はスペインでも散々言われましたし、去年アルゼンチンでも言われました。
そして先日のHO CHI MINH OPENでも重要さを感じる瞬間があり、帰国直後にアシエル選手と一緒にプレーした際に再々認識しました。

若い選手から学ぶ⑥(中村 進之介選手・畠山 成冴選手)

この二人の選手の持っている能力で素晴らしいな真似たいなと思うのは、彼らの「練習態度」です。
練習に臨む姿勢が素晴らしいです。

ここはあえて言葉にしません。
感謝ですし真似たいなと思います。

まとめると、「またパデルが楽しくなってきたし、もう少し一緒にプレーしたいなと思っているのでこれからもよろしくね」です笑
#これまでの3000文字返せ

ではまた。

普段私が使用しているインソール↓

このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で5年目になりますが、日を追うごとに安心感が増しています。

他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)

簡単に説明すると、足(裏)を正常に機能させるには足のドームが作られていることが重要で、そのためには3つのアーチ(横アーチ・内側縦アーチ・外側縦アーチ)がつながっている必要があって、立方骨を支えるとイイ感じになるそうです。
#最後が雑

よくある「土踏まずのサポート」がメインのインソールだと、内側アーチのみが作られ、それだと「安定はするけど動きにくい」となり、BMZさんのインソールを使うとこの「安定性と運動性」の両方を得ることができます。詳しくはこちら→BMZ

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