今月感じたこと(稲毛オープンを終えて。2023/7)

トーナメント(国内)
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今月感じたことをさらっと書いてみます。

先週末出場した稲毛オープンの感想も。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

嫌いな言葉

今月上旬に大阪で国際パデル連盟(以下FIP)主催の大会が開催されました。

以前からこのFIP主催の大会は国内でも開催されてはいたのですが、海外の選手が参加したのは今大会が初で、国内の選手が実力を測るのにはとても良い機会となりました。

国内のトップ選手はもちろん、スペインでトレーニングしていた選手らも帰国して参加しましたので、パデル界ではとても注目された大会でした。(パデル界以外でも注目されたかった)

以前この記事で書いたアシエル・畠山ペア含め日本のトップ選手がどこまで食い込めるか、私も正直分かりませんでしたが結果ベスト4に残ったのは全て海外選手ペア。

現実を見せつけられた大会となりました。

「ワンチャン(あるかも)」

私はこの言葉があまり好きではないのですが、今回のFIP大会の結果を受けやはりワンチャンはないことが分かりました。

これはあくまでも私の肌感ですが、若い選手の中には「今やってるイケイケのプレーの感じでうまくいけばワンチャンあるかも」と思っている人が少なくないように思います。(イケイケの令和版を教えてくださいw)

これはまだ国内でしっかりディフェンス→カウンターアタックへと繋げられる選手が少ないからです。
選手というのは(よほど意識が高くない限り)今現在ポイントが取れる、試合に勝てるプレーをしたがります。

となると今国内で勝とうとしたら攻撃的なプレーを選択することは間違っていません。

ただ今回のFIPの結果で分かる通り、そのプレーだと現在の日本の上位が限界です。(それでも十分だという人がいることは百も承知)

現在の、と書いたのは数年後には国内でもそういった攻撃的なプレーだけではほぼ勝てなくなる日が来ると思っているからです。(数年後もそういったプレーで勝てていたら、それは日本にパデルが定着していないということだと思います)

そのタイミングでパデルをやめると決めているなら問題ないですが、そうでないのなら将来のために「どのように自分のプレーを作り上げていくか」を考えるのには今回がちょうど良い機会だったのではないかと思います。

もちろんこれはFIPやWORLD PADEL TOUR、A1PADELのようなプロツアーを見据えている人というのが前提ですが、一般の方で年齢を重ねても長くパデルを続けたい、楽しみたいという方には一考の余地があるかと思います。

私が「ワンチャン」という言葉が嫌いな理由は2つあって、一つは「現状維持に陥りやすい」というのと、もう一つは「一回勝ったぐらいじゃ全然嬉しくない」からです。

私は今より少しでも上達したいと思っていますし、できることならいつも勝ちたいと思っています。

ワンチャン勝てればいいのであれば100回やれば1回くらいは勝てるかもしれませんし、それでいいのなら相手が絶不調で自分が絶好調のタイミングで試合したら勝てるかもしれませんから、特段努力する必要がないと私は思ってしまいます。

結果と成長の落としどころをどこにするか

FIP大会から帰ってきた選手たちに今回海外選手のプレーを見てどう感じたかを聞いてみました。
すると答えは概ね同じで、それはこれまで国内でも散々言われてきたことがほとんどでした。

言い古され過ぎて「過去のもの、古いもの」という認識になっている人も少なくないかと思うのですが、いくら古いものだったとしてもそれが「普遍的」なものであった場合無視することはできません。

これまでいろいろな選手がスペインに行き本場のプレーを吸収して国内に還元してくれていますが、やはり百聞は一見に如かずで実際に自分の目で見るのがいちばんなんだなと感じました。

自分の目で見れば(今やっていることでは)本当に無理なことが分かりますよw

そして今回のFIP大会を糧にして(公式戦にも関わらず)新しいことに挑戦している選手をちらほら見かけました。

慣れていないことをやるとプレーを成功させる確率が下がるので通常は結果が出にくい(負けやすい)のですが、こういった姿勢をランキングが1位の選手や連勝中の選手、冨中選手のようにトップ選手が目先のことにとらわれ過ぎず、未来を見据えてプレーているのを見てとても頼もしく感じたのと同時に、オジサンプレーヤーとしてはちょっとだけ羨ましく感じました。

皆さんも試合に出る際、「勝利したいのか」「成長したいのか」を自問自答しておくと良いです。
もちろんゼロか100かという話ではないし、そして上記の選手たちはおそらくこのバランスの取り方が上手なんだと思います。

参考にして欲しい冨中選手のプレー(スタイル)の作り上げ方

先週末出場した稲毛オープンの感想もちょこっと。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     
今大会のペアは全日本優勝経験もある冨中選手。

1試合でも多くプレーしたいと思いながらプレーし、なんとか準決勝まで行けました。
日下部選手、中村選手優勝おめでとう。

冨中選手とは時々練習はするのですが、ペアを組んで試合に出るのは今回が初めてでした。
練習するといってもここ数年は年に何回かする程度でしたが、冨中選手とは大体いつも同じ大会に出てプレーはいつも目にしていますし、大会前に何度か一緒に練習できたので今大会は最小限の会話で済みましたw

おそらくですがコート上で起きることに関して、「これはない」「これはいい」というものが暗黙の了解になっているのだと勝手に想像しています。(聞いたことないけどw)

以前冨中選手について書いたことがありますが、選手も一般愛好家の方も彼から学ぶことは少なくないと思います。

テニスでトッププレーヤーではなかった選手がパデルで強くなるための道筋を体現してくれています。

この記事では「自分を知っていること」が長所だと書きましたが、今回は「決断(判断)力」があるなーと感じました。

捨てきれない、決めきれないという人は彼を参考にすると良いかと思います。

ではまた。

【追伸】
当アカデミーではレッスンや選手クラス以外にも、

トーナメント帯同(ベンチコーチ)
コーチング・パデル顧問
出張レッスン
パデルカルテ作成
指導者養成講座

を提供しています。
詳しくは当アカデミーのHPをご覧ください。
》JAPAN PADEL ACADEMY

これは普段私が使用しているインソールです。

このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で4年経ちますが、日を追うごとに「立方骨が押され、足指が地面についている」感覚が増しています。

夏場はこのCCLP理論のサンダルも使用していますし、普段履きのシューズにもインソールを入れていますので、家を出て練習から帰ってくるまでの心理的な安心感があります。

他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)

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