最近耳や目にした言葉で思ったことがあるので、それらをまとめずに箇条書きでバーっと書き殴ってみたいと思います。
イチローさんの言葉
僕は“手応え”を感じたい。
「(手応えというのは)出来なかったことができるようになる、かもしれない」という感覚が好き。
突然自分のレベルが変わるあの感触が好き。
これには思い当たる節があり、深く頷きながら聴きました。
「あれ?(数ヶ月前は無理かもと内心思ってたけど)これもしかしたらいけるかも」とふと感じることができたあの瞬間のことですね。
たまらないですね、あの瞬間。
微妙にずれていた歯車が急に噛み合い始め、「てことはあれがこうで、これがあーなって、あれ?あれあれ?いけるじゃん!」という感じで自分のプレーレベルが上がっていくあの瞬間、エンドルフィン出てきてるのを感じます。
為末大さんの言葉
私が大学時代にスランプに陥ったのは、コーチをつけず自分で自分のトレーニングを決め始めたからだ。それまではコーチに基本的なトレーニングメニューをすべて決めてもらっていた。すべてを自分で決めるようになった結果、動きがおかしくなり思うように走れなくなった。
(中略)
トレーニングの本を読むことは好きだったし、代表選手に選出され、名選手と交流をすることもできるようになっていた。目の前に素晴らしい実例もあり、話しかけることもできる。素晴らしい選手たちのいい部分だけを取り入れていければもっと良くなるはずだと手当たり次第に取り入れた。
そこでスランプに陥った。
今考えれば、基本となる一つの「型」をしっかり習得すべき段階だったのに、あちこちからいいところだけ集めようとしたことが原因だった。まだ「型」が定まっていないのに先に進みすぎていたのだ。
時代のトップ選手はやはり輝いており、彼らがやっているトレーニングに皆注目した。多くの選手が彼らの真似をし、そして崩れて実力を落としていった。動きは似てきてもスピードが出ない。似ているが力も勢いもないのだ。
他人の表面だけを真似していたからだろう。
『為末大「熟達論」(新潮社)』より引用
今読んでいるこの著書の中にこのようなことが書かれており、これを読んだときテニスに打ち込んでいた若かりし頃の自分とダブって見えました。(レベルには雲泥の差がありますが)
当時はテニス雑誌が4誌も販売されていて(今考えるとすごい!)、それら全てに毎月目を通して(トッププロが打っている連続写真を食い入るように見て)いたし、その頃所属していたクラブはプロやジュニアのトップ選手などが集まる有数のアカデミーで選手も一流ならコーチも一流、テニスの上達に関することを見たり聞いたり話したりすることが存分にできる環境だったのにも関わらず、私は強くなれませんでした。
#4誌のうち一冊だけ買ってあとは立ち読み
その後テニスの指導者の道に専念し、しばらくしてからテニスにおける「型」の存在と出会い(型があるということを教えてもらい)、これまでやってきたことはただの猿真似だったんだと痛感しました。
この経験を思い出すたび今でも「もっと最初から型を知ってたら」という後悔が頭をよぎります。
北口榛花さんの言葉
この為末さんと似たような話を、先日世界陸上の女子やり投種目で金メダルを獲得した北口榛花さんが言っていたのも記憶にあります。
今の(SNS)時代は簡単にトップ選手がやっているトレーニングや練習法を見ることができる。
でもだからといって今のあなたにそのトレーニングが合っているとは限らない。
これはもうスポーツに限らずどのジャンルでも起きていることだと思います。
もちろんパデルでも。
私のような後悔をしたくない方はぜひ型から習得していってください。
型は守破離の守とも言い換えらえるし、基本とも言い換えられるかと思います。
文字読むのダりーよ!けど型は覚えてーよ!という方にはこちらの映画をおすすめします。
#思春期かっ
ベストキッド
ではまた。
普段私が使用しているインソール↓
このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で5年目になりますが、日を追うごとに安心感が増しています。
他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)
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