「ボレーとストロークならテニスコーチでも教えられる」、のか

パデルコーチ
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今日の記事は以前書いたこの記事と関連するような話ですので、できたら先にこちらをご覧ください。

パデルのショットの中でボレーやスマッシュなどの“テニスにもある技術”はテニスコーチでも教えらえるのか、ということについて考えてみました。
#結果
#パデルコーチが必要という結論になりました

その理由をこれから3000文字かけて説明します。

分かりやすくするために失っているもの

パデルについて話す際、

「オフェンス(の技術)は良いけどディフェンスがダメだね」」
「レボテは教えられないけどボレーなら教えられるよ」

というようにパデルの各技術を分けて考えている場面をよく目にします。
世間話的なパデルの会話であれば私もこれに乗っかって話しますが、パデルコーチとしての立場でガチで意見を求められるとしたらちょっと話が変わってきます。

普段通常のグループレッスンで私は冒頭のように、

「ディフェンスとオフェンス」
「レボテのテイクバックとインパクト」
「つなぐボレーと決めるボレー」

というように分けてお伝えしています。
この理由ははっきりしていて、それは「なるべく分かりやすくお伝えしたい」と思っているからです。

でもたまに意図的に難しく言うときもあります。
#いやしょっちゅうあるな笑

例えばフォアハンドストロークという技術を例にとると、本来は「フォアハンドストロークという一つの技術がある」ということなのですが、それを私は、

・レディポジション
・テイクバック
・インパクト
・フォロースルー
・フィニッシュ

と5つのパートに分けて説明をしています。(この他にもグリップやスタンスといった部分もあります)
これまでの経験上このほうが伝わりやすいからです。
しかもこの方法は「調子が悪くなったときに生徒さんが自分で確認しやすい」ということもあり、私はこのような伝え方をしています。

車が故障したときメーターパネルのとこに故障部分のランプが点きますよね?
あんな感じで「テイクバックが故障しています」「フォロースルーがガス欠です」というようにフォームの故障部分を探り当てやすい。
#フォロースルーがガス欠って
#意外といい言葉笑

ただこの方法には欠点もあります。

それは「間」を見落としているということです。

先ほどフォアハンドストロークを5つのパートに分けましたが、それぞれのパートとパートには「間」があります。

レディポジションからテイクバックに移行する時期、インパクトからフォロースルーに移行する時期というように、技術(動作)というのはつながり合っています。

他にも腕には肩肘手首と関節が三つありますが、そのそれぞれの関節の間にも身体(腕)はあります。

分けることで分かりやすくなる反面、抜け落ちる(意識がいかない)部分が出てきてしまうというデメリットがある一方で、分ける(情報量を少なくする)ことで混乱せずにいられるというメリットもあります。(フォアハンドを打つ際に手首も肘も肩も太腿も足首も同時に意識することはできない)

「ボレーとストロークならテニスコーチでも教えられる」、のか

今日はここからが本題です。

膝が痛いという人がいたとします。

その膝が痛くなった原因には足首や股関節が慢性的に正常に動いていないがために、徐々に膝に負荷がかかり痛みが出てきた場合もあれば、急に無理な方向転換をしたために突発的に膝を痛めてしまった場合もあります。

後者も元を辿っていくと、これまでの身体の動きの癖や可動域の狭さ、ケガや加齢などの様々な「積み重ね」によって「最終的に」膝に痛みが出たという場合がほとんどです。

もっとよくある話だと、右足のアキレス腱を切ってしまった方が治りがけに今度は左足を痛めてしまうというような話は、皆さんも一度は耳にしたことがあるかと思います。

これなどは右足を庇っているうちに姿勢や体重の掛け方などが変化し、新たな問題が生まれるという分かりやすい例です。

いきなり左足を怪我したのではなく、「右足のアキレス腱を切ったことが要因で左足に変化が起きた」ということです。

もう少し深掘りするなら、

「右足のアキレス腱を切ったことでこれまでとは違った負荷が左足に掛かり、さらに右足が治っていく過程で何か別の要因が作用した結果左足を怪我した」可能性もあります。

簡単に言うと、「幾つもの要素が複雑に絡み合った結果怪我してるんだよー」ということです。
#これまでの数百文字返せ

ここから少しずつ今日のタイトル回収に入っていきますが、この怪我の考え方と同じように打ち方(を構成している一つ一つの部分)も複雑に互いに影響し合っているということです。

手首だけが悪いとか、インパクトだけが悪いというような簡単な話ではないということです。
#こんなに簡単だったらコーチやトレーナー必要ない

でも今日お伝えしたいのはここではなく、考えたいのは、パデルにおいて「レボテが上手な人が打つボレー」と「レボテが苦手な人が打つボレー」は同じなのか、ということです。

そして、「レボテの上手なパデルコーチが教えるパデルのボレー」と、「レボテの苦手なテニス(パデル)コーチが教えるパデルのボレー」は同じなのか

結論から申しますと私は違うと考えています。
#最初に言った

400mハードルでオリンピック出場経験のある為末大さんは「技能は別の技能に支えられており、原因と結果のような関係にもなり得る」と言っていますが、となるとある特定の技術だけ、もしくはその技術の中の特定の部分だけを取り出して練習することに終始するのはあまり効果的とは言えません。

ということは「バンデッハレッスン」「ドブレパレッドレッスン」というレッスンも本当はおかしいことになります。
#伝わってますよね?

「パデルというスポーツのボレー」と「テニスというスポーツのボレー」は違うということです。

具体例を挙げると、レボテも得意としている人がネット前でボレーしようとする場合、「相手のボールによってはボレーせずにレボテ(かコントラパレッド)で返球できるようにもしておこう」と考えます。

ですがレボテが苦手な人がネット前でボレーしようとする場合、「基本的には絶対ボレーで返す。相手の良いボールで抜かれたら諦める。コントラパレッドで返せたらラッキー」となります。
#見てれば分かります

もっと簡単に言うのなら、テニスではレボテしたあとボレーすることもないし、ボレーした後レボテすることもない。

それぞれの技術が支え合いつながり合っている人のそれと、それぞれの技術が支え合えていない、もしくはそれぞれの技術が(その人の頭の中で)つながっていない状態でのそれとは、目に見えない(間の)部分で明らかに違いがあるはずです。

このようにマスターしている技術の数に差があったり、その技術の習熟度が違えば「考えていること(考えられること)」の量や質が違ってきます。

だから私は「レボテが上手な人が打つボレー」と「レボテが苦手な人が打つボレー」は違うと思っているし、「レボテの上手なパデルコーチが教えるパデルのボレー」と、「レボテの苦手なテニスコーチが教えるパデルのボレー」は違うと思っています。

(分けて)見ることができると何がいいのか

為末大さんはこうも言っています。

(技術の一つ一つの)関係が見えている人は細部を一旦無視して最も影響が大きい部分を狙いに行ける。
積み木で考えれば、土台となる下の階層から問題を解決しようとするのだ。
問題の原因が分からない人には、関係が見えないのでそれが見当違いに見えるかもしれない。
関係が見えてくると、複雑なものがシンプルに見え始め、いくつか必要な点だけに着目すれば、全体が浮かび上がるようになる。 

この言葉は特に私たち指導者は心に留めておかなければなりません。

その指摘しようとしている部分は枝葉の部分なのか幹の部分なのか、積み木の土台の部分なのか上に積んでいるだけのものなのかが判断できなければいけません。

パデルコーチであれば「木(ボレー)を見て森(パデル)を見ず」なんてことにならないよう日々精進していく必要があります。
#自分で自分の首を絞めてます

あーまたアルゼンチン行きたいなー。

ではまた!

↓普段私が使用しているインソール↓

このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で5年目になりますが、日を追うごとに安心感が増しています。

他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)

簡単に説明すると、足(裏)を正常に機能させるには足のドームが作られていることが重要で、そのためには3つのアーチ(横アーチ・内側縦アーチ・外側縦アーチ)がつながっている必要があって、立方骨を支えるとイイ感じになるそうです。
#最後が雑

よくある「土踏まずのサポート」がメインのインソールだと、内側アーチのみが作られ、それだと「安定はするけど動きにくい」となり、BMZさんのインソールを使うとこの「安定性と運動性」の両方を得ることができます。詳しくはこちら→BMZ

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