プロに無償で頼むのはありかなしか

パデルコーチ
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数年に一回くらいの頻度でこの「プロに無償で頼むのありなし論争」が世の中に出てくるような感覚があります。

どうしてプロに無償で仕事依頼しちゃダメなのか – 原価のある、時間

無償で仕事を依頼してくる人が「非常識」ではないワケ

視点とか関係性によって変わるので白黒はっきりつけるのは難しいなと感じながらも、やはり私は「原則なし」のスタンスです。

パデル(テニス)コーチが持っている能力は煩悩の数より多いと言われていますが笑、今パッと思い浮かぶ能力だけでも、

●意図した場所に意図したボールを送る、フィードボールのスキル
●意図した場所に意図したボールを打つ、ヒッティングの能力
●豊富な知識
●その豊富な知識から修正点を分析し、アドバイスする能力
●伝えたい技術や戦術を自ら見せることができる、デモンストレーション能力
●やる気を引き出すコーチングスキル
●グループレッスンで活きるコミュニケーション能力
#あと101個あります

もうかれこれ二十数年この職業を生業としていますが、これらの能力をコーチになる前から持っていた「ネイティブ(テニス)コーチ」みたいな人に私は出会ったことはありません。

昔、マイクタイソンのパンチは1パンチ数十万円みたいな話がありましたが、額は違えどコーチの球出し1球、コーチとの1ラリー1プレー、コーチからの1アドバイスそれぞれに価格がついていて、これらは八百屋さんでいうところのリンゴとかみかんなのですが、「そのリンゴ(タダで)ください」が行われている場面を時折目にしますし、実際私も遭遇します。

八百屋では絶対起きないことがなぜかパデルコートでは起きます。

もう一つ考慮したいのは、例えば「打点をもう少し前にしましょう」というアドバイスを、「誰が言ったのか」ということです。

打点が遅れている、ボールに食い込まれているというのは、それを見ることができる人であれば大体の人が言えるアドバイスです。

このアドバイスを、

パデルを始めて間もないコーチ
パデルが上手なコーチ
日本チャンピオンになったことがあるコーチ
世界ランキング1位になったことがあるコーチ

の中の誰に言われたときにいちばん信頼できますか。

アドバイスそのものも大事ですが、そのアドバイスを「どんな(バックボーンを持った)人が言ったか」のかということも、同じかそれ以上に大切です。

価格や価値観は人それぞれ、需要と供給なのも百も承知ですが、コーチの能力が軽んじられてるのを見るのが私はあまり好きではないので、たまにはこういう話もいいかなと思い今回書いてみました。

余談ですが、若い頃当時IMGアカデミーのヘッドコーチだったガブリエル・ハラミロというコーチが日本に講演に来たことがあり、その講演を聞きにいったことがあります。

バックハンドストロークのテークバックに関してどうしても聞いてみたいことがあったので、講演終了後足早に帰ろうとするハラミロ氏に「なんで(講演で説明していた)あのテークバックが良いんですか?」と聞くと、たった一言「そのほうが簡単だからだ」という答えが返ってきました。

詳細は省きますが、若かりし頃の私はそのとき「実績あるとアドバイスするのがこんなに簡単になるのか」と衝撃を受けたことを今でも覚えています。

「誰が言うか」の典型のようなこの体験は、その後の私にとってとても良い経験でした。

まだまだ先ですが、いつかパデル界のマイクタイソンみたいなコーチになりたいと思います。
#メイウェザーで例えたほうがいいんじゃない?

【追伸】
当アカデミーではレッスンや選手クラス以外にも、

トーナメント帯同(ベンチコーチ)
コーチング・パデル顧問
出張レッスン
パデルカルテ作成
指導者養成講座

を提供しています。
詳しくは当アカデミーのHPをご覧ください。
》JAPAN PADEL ACADEMY

私が使用しているアラフォーアラフィフ御用達?!のマッサージガンです。
マッサージガンを探している方、リカバリーに興味がある方はこちらの記事が参考になるかと思います。

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