庄山大輔

仮にその途中まで積み上げてたやつを壊して、また土台選びからやり直して積み上げ始めてもいいのですが、「最初からきちんと土台を選んで積み上げている人」と比べると、・一旦積み上げた積み木を取り除く時間・新しい積み木を再度積み上げる時間この二つの不要な時間が増えてしまいます。

パートナーには、大人であり、良い性格の持ち主を選ぶべきです。以下があなたのパートナーになるべき人が満たしていなくてはならない最小限の条件です。1.思いやりがある2.機転がきく3.理解がある4.礼儀正しい5.同情心がある

この本のおかげでミスには３種類あることが分かりました。・アンフォーストエラー（凡ミス）・フォーストエラー・ドジ

私が強調したいのは「アマチュアプレーヤーの基本原則」の部分です。自分の限界を知り、どんなプレーをすると勝ちやすいかを考え、それを元に努力の方向性を決める。これを考えずに走り始める（努力し始める）人がとても多いです。

テニス（やパデル）を学ぶようになってから久しく経ちますが、勉強していて気づいたのは、テニス（を上手にプレーするため）には「矛盾」が内包されているということを受け入れる必要があるということ。

この悲しすぎるボタンのかけ違いはこれまでたくさん見てきましたし、私自身も何度も経験してきました。みんな一生懸命で誰も悪くない気がするんだけど、一つだけお願いがあるとしたらスクールやレッスンに通う動機に関して「ウソをつかないで欲しい」ということです。

そしてこれはあまり言いたくはないことですが、残念ながら（元）テニスコーチの中にテニスをあまり知らないという人が一定数います。当たり前ですが、元テニスコーチがパデルコーチとして優遇されるのは「テニスを知っている」という前提に立っているからです。

「一から習い始める人」より「一度習った人が新たに習い直す」ほうが時間も労力もかかるということです。コーチとしてコートに立つからには「あの時に今の頭があれば」「最初からちゃんとやっておけば」という後悔をする人を可能な限り少なくしたい。